土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
通報 |
いくら新しいシリーズを一から作るといっても、人間がウルトラマンを救世主として仰ぎ見ていた場所から進歩し、とめに光を掴む存在と見なすという、シリーズが踏みしてきた階段を外してしまうことを小中は潔しとしなかった。
「ウルトラマンの光が欲しいと思ったのならば、『それは自分で掴め!』というのが私の根底にあるんです。救ってもらうんじゃなくてね」
このように『ガイア』は、『ティガ』『ダイナ』よりも時代が現代に近づいているにも関わらず、主人公像に関しては、むしろ以前よりま新世代を感じさせる。
(略)
第2話冒頭で描かれる初陣において、ガイアは我夢の声で叫ぶ。
「僕がウルトラマンなんだ!」
もう小中は、ウルトラマンが心の声で喋ることに抵抗がなくなっていた。
ソニーマガジンズ『地球はウルトラマンの星』第1章 光を継ぐもの 小中千昭 より
トピック検索 |