土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
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書いていて、いちばん楽しかった作品。昔の記憶だけで書き上げたため取材ゼロ。要は過去にそれくらい剣道に打ち込んだということだ。
(略)
単行本化の際に、速水の章を一人称から三人称に変更した。実に手の掛かる御仁である。
ブログ書評などでは、脇構えとか八相がなんてリアルじゃない、ファンタジーという感想があがったが、物語とはそういう荒唐無稽なものが、いけしゃあしゃあと展開するのが楽しいんだと思うんですけど、私。
ちなみに私は剣道三段である。だから脇構えや八相の構えが実戦では絶対に出現しないなんてことは、よーく知っているのである。そして日本剣道型にはきちんと保存されている、ということだって、よーく知っているのだ。
◆格言8 無念無想
海堂尊『ジェネラル・ルージュの伝説』自作解説 8『ひかりの剣』(文藝春秋) 本文 より
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