土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
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「小僧、お前がライダーのマスターか?」
『違う。ボクはーーーあの人の臣下だ』
「ふむ?」
「ーーーそうか、だが小僧、お前が真に忠臣であるならば、亡き王の仇を討つ義務があるはずだが?」
『・・・オマエに挑めばボクは死ぬ』
「当然だな」
『それはできない。ボクはあの人に「生きろ」と命じられた』
逃れようもない死を前にして、為す術もなく震えながら、ただ眼差しだけで不屈を訴える少年。
その小さすぎる背丈を、ギルガメッシュはしばし無言で見下ろした後、小さく一度だけ頷いた。
「忠道、大儀である。努そのあり方を損なうな」
「Fate/zero」 より、by ウェイバー・ベルベット&ギルガメッシュ
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