匿名 2015-05-21 11:51:21 |
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…わかった。
(これで引き下がってくれるだろうか、そう考えていた矢先に向けられた思わぬ相手の優しさにぐっと言葉を詰まらせる。そうだ。こういう奴なのだ、この男は。まるで自分の事のように他人を気遣い心配し、今のように対象が最も頷きやすい言葉を簡単に選んでみせる。皆に平等に、分け隔てなくそれを与える相手を見てその優しさをどうか自分だけに向けてくれないかとくだらない独占欲に駆られたのはけして一度や二度ではない。自分のような者の代わりは多々居るだろうが相手の代わりになれる者はそう居ない。だから、相手が頼られるのは当然で仕方ない事なのだ。醜い嫉妬心が芽生える度そう考えることでずっと気持ちを抑えてきた。それなのに、そんな顔をされては溜め込んできた気持ちが溢れ出てしまいそうだ。何かを塞き止めるように唇を噛むと短く了承の言葉を返して。相手の言葉に返事を返すこともなくただ呆然と相手を目で追っていた筈が、僅かに手を引かれる感覚に視線を落とせばそこには相手の服の裾を引く己の手。無意識のうちに相手を引き止めてしまったのだと気がつけば驚きから小さく目を見開いて。突き放したい気持ちと片時も離れたくない気持ちが混ざり合っておかしくなりそうだ。相手と出会ったばかりの頃と今とでは自分は変わりすぎてしまった。このままでは愛想を尽かされてしまうのではと思うと自然と眉が下がる。案外あっさり離れてしまった自分の手をどこか名残惜しそうに眺めつつ相手にくるりと背中を向ければ「早く、帰ってくるんだぞ」と俯き加減になりつつ言って。質問を返されれば反射的に眉を寄せるものの、直ぐに頭上に疑問符を並べればこてりと首を傾げ。お前は嫌だったのか、だとかそう思うならするな、だとか。そもそも俺が誰とでもこんな事をすると思っているのか、等々。色々思う所はあったけれどまずは己の性格上問に対する答えを返さねば気が済まない。普段どうり真っ直ぐ相手を見据えれば「可笑しな事を聞くな…。嫌なら大人しく受け入れてないだろう」と、さもそれが当然であると言うように述べてみせ。一旦姿勢を戻してから再度相手に視線を向ければ違うのか、と反応を促し
(何と言うか、いっぱいありがとうございますっ
語彙力が足りないせいで気持ちを伝えきれないのがもどかしいです…
私が言うのも可笑しいですが私もこの先忙しい時期は絶対来ると思います。だから今は体調を第一に考えて、けして無理だけはなさらないでくださいね。
陰ながら長谷部共々応援しておりますので!
ではでは、背後は失礼致します
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