【募集中】癖有生徒会~ｸｾｱﾘｾｲﾄｶｲ~【BL・制限有り】

＞布袋会長
あ、ちょっと！人のケータイ勝手に攫わないで下さいよ！
(電話口のミカちゃんこと女友達はどうやらそれ程遠くない商店街でファストフード店に入り暇をつぶしていたらしく、そう時間も掛からず合流できそうな状況に嬉しそうに笑みを浮かべていた最中、丁度油断を突かれてしまったのかするりと手から抜き取られた端末に驚いたように振り返ると勝手に自分の友人と話をする相手がそこに居て。驚きと少しの怒りとがない交ぜになったような表情を浮かべながら相手からケータイを取り返すべく手を伸ばすと「ミカちゃん、その人絶対一緒に居たらめんどくさいから！相手しないで！」などと少々あいてに対して辛辣な台詞を電話口の少女に聞こえるよう声を張って。)

＞落合
貞純先輩はエロいじゃなくて変態なのー。つか、エロいは褒め言葉であって下品じゃないから、そこんとこ理解よろしく。
(相手の口から吐息交じりに漏れた声は何だか色香を強く感じさせるもので、否定と共にそんな声を上げてしまう辺りあまりに無自覚な様子が露呈した状況に少しだけ頬を赤らめながら"うわぁ…"とでも言いたげに表情を引きつらせ。しかし無自覚な人間に例えそれが真実であろうと本人が否定する事実を主張する時の面倒臭さは把握しており、だからかあえて主張を強く押すことはせず相手の口から聞こえた別の先輩の方に話を移し。確かに相手の言う通り唇に固執する彼の様子に色香を感じないと言えば嘘になるが自分の考える"エロい"とはまた違うジャンルだと首を振るとまるでエロいという言葉を貶し言葉か何かのように受け取ってしまっている相手にぴし、と指をさしながら訂正を入れて。)

＞里中
へへ、そのうち里中も一緒に連れてってやるよ。ちょう可愛く映るようにコツ伝授してやる。
(相手のように手放しに褒めてくれる人間というのも中々おらず、後輩という上下関係も作用してか何だか可愛らしく見える相手の様子に嬉しそうに笑みながら言葉を返して。女子と一緒にいることを楽しんでいる自分からしてみればかなり珍しい誘いを相手に掛けながら返ってきたプリクラを暫し自分でも眺めてから改めて先程まで入れていたポケットにしまい直し。「ん、なーに？…あ、まさかプリクラと実物比べようとしてんの？タブーだぞーそういうの。」丁度その時相手から掛けられた言葉に振り向き自分より少しだけ上の方にある相手の顔を見ると、どうやら先程のプリクラと見比べられるとでも思ったのかにやりと笑みを浮かべながら胸の前辺りで手を構えて。)