主 2015-05-16 22:40:31 |
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>落合
だーかーら、絢って呼んでっていつも言ってんじゃん。それと、いくら俺が可愛くてもこういうのは女の子が着るから可愛いの。男が着たってキモイだけだろ?
(相変わらず自分のことを苗字で呼んでくる相手に先の"可愛い"とのほめ言葉に浮きかけていた気分もしぼんでしまい、こんな時でも可愛く見える努力は忘れないのかむっと唇を尖らせながら指摘すると不満げに相手を見つめ。自分の女装癖を知らないというのに妙に核心に迫るような言葉を掛けてくる相手に内心動揺したものの、誤魔化すように自分自身に返ってきてしまうような、しかし世間一般の意識であろう言葉で返答すると机に頬杖をついて。そんな中不意に家へと誘ってくる相手に思わず首を傾げると視線をそちらへと上げながら口を開き。)
…え、なんで。いや、別に暇だけどさ…宿題とか出てないし、遊ぶならその辺でよくない?
>葉月
…あっそ。言っとくけど俺のはあげないからな、お前こういうの興味ないだろ?
(目覚めた相手におはようの一言でも向けてやろうかと思っているうちに相手はするりと自分の元から抜け出して行ってしまい、その自由な行動に思わず頭を掻きながら無人となったソファに腰を下ろし。差し込む日差しに僅かに表情を歪め、ブラインドを下げてからやれやれと肘掛けに腕を乗せると持ってきた鞄からオレンジとブルーベリーの彩色が夏らしい所謂デトックスウォーターなるものを取り出して。早速それを飲みながらくつろごうかと思った最中、小さな呟きと共にソファまで戻ってきた相手に一瞬視線を向けるものの意地悪くにっと笑みながら返事をするとボトルに唇をつけて。)
>里中
んじゃ、特等席貰っちゃおっかなー。お前のとこも涼しそうだけど、ちょっと焼けそうだし。
(此方を向いた後輩の表情と言葉にどうやら馴れ馴れしい行動を不快には思っていないと分かり少しだけ安堵し、ならばと遠慮することもなく相手の背中に体を預け。相手の居る場所も風が直接当たり中々魅力的だが涼しさ以上に日光が当たってしまうことなんかを気にしてしまえば相手の言葉を借り"特等席"に居座ることにして。「…あ、そうそう。昨日会議の後クラスの女の子とプリクラ撮りに行ったんだよね。どーよ、俺ちょう可愛く写ってるだろ。」涼しく、なおかつ相手のお蔭で日陰となったこの場所にくつろぎ始めていた中、不意に何か思い出したように相手の背から下りると制服のポケットを探り。名刺程度のサイズの盛りに盛られたプリクラを得意げに笑いながら相手に差しだすとその感想を求める様にそちらを見つめて。)
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