ゴーストバスター 2015-05-10 22:45:45 |
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……君って本当に良く分かんない。
(何とも言えない眼差しとその言葉に一度肩を竦めてから口元に苦笑混じりの笑み称えては呆れた様な口調でポツリと呟き漏らし。「覚えてなくて良かったよ。……ってか、君がオッサン臭い台詞吐くのってその人のせいなんじゃ……」とついつい憶測めいた言葉まで余計に述べてしまい、一瞬"やっちまった"とばかりの表情浮かべるも浅めの溜め息で誤魔化すように酒を煽り。じゃれつく大型犬を相手にしているかの如く発してしまった"命令"も今の相手には効果覿面だったらしく、それらが忠実に守られている今のうちにと腕から抜けようと試みるも……己の言葉が悪かったのか、相手が薬液の仕業で判断力を欠いているせいなのか、都合良く捉えたらしいリアクションを聞き慌てて否定述べようとして相手の表情に言葉を飲み込んでしまい。「あー、うん……」と曖昧な呟きを返すのみで結局否定をせずに済ませては首筋に走った痛みに目を細めて笑ってしまい、慈しむように緩やかな手付きで頭を撫で。いともアッサリと否定を述べる相手に依然クスクスと笑ってしまう口元を隠しもせず「そーお?」なんてそれ以上の追及はする気がないようで懐から扇子を出して相手を扇ぎ。しかし次いだ相手からの忠告に前髪の隙間から瞳を覗かせつつ見上げるようにして見つめれば悪戯めいた笑みを浮かべ「だーいじょーぶ‼……君よりは酔ってないから。」と。「あざといつもりは無いけど……ふふん、悪い気はしない。」なんて満更でもない様子でドヤ顔していれば、何を思ったか徐に立ち上がった相手の姿を視線で追い……相手が手にした羽根を見て目を輝かせ。顎下を擽る羽根先の感覚にふにゃりとだらしない表情を浮かべてしまうも「んっ……ぁ、堪らない…っこの細やかな羽先……、艷のある質感と色合い……‼ぁぁあ、もう無理っ……ねぇこれ譲って‼言い値で買うから……っ‼」と羽根ペンを持つ相手の手を柔らかく両手で握って懇願するようにねだり。爪を立てた際に上げた相手の声音に口角上げ、ニッコリと嫌味な程の満面の笑みを向けては「これで染みる間は俺以外と"遊ぶ"事は出来ないだろうし……君を縛るには最高のマーキングでしょ?」なんて悪びれた様子もなく言って退ければ御詫びとばかりにチュッと短いリップ音立て頬に口付けて。"夜が明ける迄"と誓約付いた言葉に満足げな表情浮かべるも、"目は口程に……"を体現するかの如く瞳に滲んだ寂哀までは隠し切れず。しかし次ぐ相手の軽口と行動に擽ったげに僅か身を捩り「んー……その辺は"慣れてる"って事か。まぁ余計な心配だったね。……たまにいるんだ、強引な奴。嫌いじゃないけどさ。」と呟くような微かな声音で述べて視線を外せば何処を見つめる訳でもなくただ仰向け故に視界に広がる天井を眺め。「ああ、うん。君ってそういうイメージだよねー。心理テストってよりは俺の勝手なイメージだけど、几帳面……ってか何となく手遊みで無意識に畳んだり折ったりしてそうな感じ。」なんて悪意はないものの、へらりと恋人を自慢するかのように緩い笑み浮かべつつ自らの抱いているイメージをそのまま述べ。相手に仕掛けられた芝居に僅か困ったように眉を寄せ、ぽむぽむと柔らかく相手の背を叩けば「若くいられるのは今だけだよ。……うん。」とフォローにもならない言葉を添え。頬を撫でる相手の手と表情に途端ムスッと拗ねた表情になってしまい、その手から逃れるようにプイッとそっぽ向けば「……うるさいなっ‼もー……っ、この話終わりッ‼」と無駄にバシバシとソファー叩いて。まるでセールスマンのような口調に噴き出すように笑ってしまえば「やだ、なんかそれ釣られちゃいそう。」と然も可笑しげに述べつつ、ふと笑みの形容を変え挑発的な眼差しと笑みを浮かべては「……で、君は幾らで買えるの?」なんて意地悪を言ってみて。"良かった"なんて述べた相手に此方も同意するように頷き、次いだ質問には「良くって程じゃないけど……着飾らせるの好きみたいでね。……女装趣味は無いんだけどなぁ……」と物鬱げに呟き漏らし。まさか相手が複雑そうな表情でいた等と知る由もなく「ぇ……触れるの……?!お、おやつもあげていいのっ……?!」等と相手が触れた際の話をする緩んだ表情だけを捉え、恨めしそうな瞳でジッ……と見つめれば「うー……、ダメ。鳥不足……。裕介くん、代わりにちゅーして。」と端から聞けば意味不明な台詞を吐いて相手に凭れ、物欲しげに相手の唇へ視線を向けつつ「……君の唇、嘴だったら良かったのに。」なんて更に意味不明な一言添え。「……そう思える相手がいる事に感謝しないと。」と消えてしまいそうな声音を漂わせて。しかしすぐに笑顔向けては次いだ言葉に「んン…?ふふ、良い子良い子。……んー、君は何だったら喜んでくれる?"イイ子"のご褒美に何かあげる。」と少し悩むもご褒美なのだから相手の望む物を与えようと軽く頬を撫でつつ述べ。指圧一本と述べた相手にクスクスと笑って「一応あれって国家資格だからねー、そこまで求めやしないよ。」と緩く顔の前で左右に手を揺らせば「そんなオッサンじゃないから大丈夫。……それに、指圧より此方のが好き。」なんて相手の頬を両手で包み、軽く口付け落として照れ臭そうに鼻の頭を掻いて。相手の"バイト先で……"との言葉を聞き「それじゃ万が一の時、君に負担が……」とそこまで述べるも引き寄せられた左手に目を見開き驚いたような表情浮かべ、しかしすぐに困ったような瞳向け「……君がどうしてもって言うなら俺も男だから退くけどさ……、これでも一応俺が直々に教えてやるって言ってるんだけどな。」なんて相手の反応を待ちつつ小さく呟き。思いもよらぬ自らの失態と相手の爆笑にムッと眉間に皺寄せては髪を撫でる手を扇ぐように揺らして「うっさい。」と述べるも相手の表情にまた吸い寄せられたようにまた動きが止まり。しかし次いだ言葉を聞けば「どうだかね。」なんて正直どうでも良さげな様子に相手を見詰め、"好意"と云うよりは"好奇心"に強い色を表情にまざまざと浮かべ「……俺は飲ませたいよ。それで欲しいと望んだ相手が手に入るなら、どんな手段ででも飲ませる。」と何処と無く仄暗く滲んだ双眸を向けつつ、尚且つ口角のみ笑んだように吊り上がるというまるで"仮面"でも被ったかのような不気味な表情で呟き。「その相手に一番効くのはこれだね。"酒は呑んでも飲まれるな。"」と口付けの後にサラリとした口調で述べてはへらりと楽しげな笑み浮かべて。どうやら携帯で検索を掛けたらしい相手が笑い出せば懐から出した長財布にぶら下がるストラップ……それもルリコシボタンインコとオカメインコのルチノータイプのフィギュアのぶら下がるそれを目前に突き出せば「実は、あるんだなー。近くのスーパーのガチャコーナーにあってさ、思わず回しちゃったよ……‼」と得意気に述べては小さいながらも精密に作られた鳥のストラップを慈しむように指先で撫でて笑い)
(/ドロンの筈が……←
御返事遅れてすみません……‼;)
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