ゴーストバスター 2015-05-10 22:45:45 |
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うんうん、あれは主演男優賞モノだったよ。素晴らしい。
(相手の不機嫌な声音にコクコクと小さく頷いて、何とも気のない賛辞を送ってはぬいぐるみの手でぽふぽふと拍手してやり。しかし次いだ額の口付けにへらりと緩い笑み浮かべつつ「主演男優賞の俳優さんより、俺のがイイモノ貰っちゃった。」なんて軽く舌を出して肩を竦めて見せ。どうやら明確に述べるつもりはないといった様子の相手へ真っ直ぐ視線を送り続けるものの「俺が困っちゃうような解答なら聞かぬが華、かねぇ。……でも面白いから賭けてみようか。君の言わなかった答えを聞くのが先が、俺が君に教えなかった事を吐くのが先か。」とその瞳に挑発的な色を滲ませつつ夜の情事の誘いでも掛けるような甘ったるい声音で述べてみて。情欲に揺れる瞳を覗き込むように自ら前髪を掻き上げ、身を引く相手の仕草を楽しげな微笑浮かべて眺め「……なんだ。このまま"襲って"くれても良かったのに、律儀なんだね。」なんて折角の相手の理性を崩すように宣えば「じゃあこのまま我慢、しててね?ちょっとでも動いたらご褒美あげないんだから。」とここから相手にとって酷になるであろう言葉を述べて、相手の肩に手を置きゆっくりとした動作で押し倒してしまえばまるで口内を犯すかのように深く口付けて。「目覚めたら……とりあえず吐くほど笑ってあげるよ。あと、似合いそうな服も調達してあげる。」と失礼とは思いつつ、噎せるほど盛大に笑ってしまいながら返しては本当に目覚めたら……と想像して更に笑ってしまい。深く息を吐いた相手に溜め息を吐いたのかと首を傾げては「んー、例えばえっちな事してる時とか?」なんて依然笑ったままの表情で問いを返し、次いだ宣言には聞こえなかった振りをしてやろうかとも思ったもののニッコリと怖いくらいの笑顔を以てして相手をジトリと眺めては「もっかい噛んであげようか?意外と癖になるかもよ。」と意地悪述べ。相手に体重を掛けたままだらしなくも足を放り出して寛ぎつつ「普段着(着物)とちょっと悩んだんだけどねー。ごり押しが怖くて断りきれなかったよ。」なんてズレてしまった白のニーハイを上げ直して呟き。「うん。自分で作った事なんか数えるくらいしかないねー」と平然と述べては、その意に"食事は奢られるもの"なんてものが潜んでいる事は敢えて口には出さず)
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