…美味い、のか? ( 存外あっさりと口に運ばれた其を頬張る彼、然し甘味に甘味を重ねては流石に胸焼けでも起こりそうなもの、不安気に上記問えば首傾げて。元はと云えば折角自分の為に残してくれた物、食べさせてばかりでも勿体無い。先程同様恐る恐る一切れを口に含めば数秒の沈黙の後「…悪くない」なんてぽつりと。言うが早いか二切れ目を口に運ぼうと皿に匙向けて )