桃亜 2015-04-30 21:55:36 |
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では投下!
カルマ総受け
渚「ねぇ、最近カルマ君ってより一層可愛さが増したと思わない?」
窓から優しく光が差しこむ木造校舎__3-Eの教室。
授業を終えた平日の放課後、そこに数人の男達が集っていた。
因みに上は潮田渚__草食動物の皮の中に獰猛な肉食動物を飼っている、恐ろしき3-Eの生徒。
前原「だよなぁ。俺らに完全に心を許したのかはまだ分からねぇけど、結構感情を顔に出してきたもんな」
磯貝「お前ら、そんなこと言ってるとカルマに怒られるぞ…。まぁ怖くないけどさ。むしろ可愛いけど…」
渚に続く前原、磯貝。
こちらも3-E生徒である。
この3人が放課後教室に残ってまで話している内容は、好きな子の話。
3人共、クラスメイトである赤羽カルマのことが好きなのである。
しかし、ここで問題が発生した。
ライバルだから奪い合わないといけない__、友達なのに!!!
…とか言う定番の悩みではなく、もっと重大な__根本的な何か。
言おう、赤羽カルマは男である。
大事なことなのでもう一度。
赤羽カルマは男である。
しかし、この3人は気にしていない。
奪い合うとかそういうのも、しない。
この3人が普段温厚な性格なのもあり、トラブルは発生しないのだ。
渚「…カルマ君の可愛い姿がもっと見たいなぁ…」
3人のうちの2人は規律を守ることを滅多にしない真面目な生徒。
クラスメイトからも、勿論カルマからも信頼されている。
そしてこれからも信頼され続けるであろう。
渚「…襲おうか」
否、たった今カルマただ一人からの信頼を失われそうになっている。
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