オジサンとしっかりした君　(非募)

(おぉ……気持ちが落ち着いてきました…
では此方はそんなｵｼﾞｻﾝを見て温かな目で微笑んでいますね!)

そうですか…
(人が良いとはいえ流石にお返しが大きいのではないかと感じてはいたが、自分のお陰で遅れなくて済んだと言うのを聞くとなんとなくこれ以上遠慮した発言をするのを控えるようにして。折角彼が下調べをしてきてくれたのだから、今ここで断るわけにもいかないだろうと思い。見ると相手も何処か楽しそうな様子なので自分まで楽しみになってきて。こうしていると本当に親子のやり取りのようで面白くなり、ｸｽｸｽと笑って。名前を必死に覚えてくれようとしているのを見て「俺も覚えましたよ。半田一成さん」相手のﾌﾙﾈｰﾑを呼んではﾆｺ、と口元緩め。不意に触れられた手に一瞬体が強張ったが何故か安心感を覚え、手を引かれるままに歩き出して)