”末長く、幸せに。”bl/長期/うたプリ

俺には言えん事なのだな。…特別仲が良く無かろうと、俺達とて仲間だろうに。
(どうせ自分の不在中に何か有ったとか、時間帯もあり気分が舞い上がっているに違いない。仮にも友人との立場には居る筈なのに教えられない出来事には何処か引っ掛かる為若干寂しさを込めて呟くも、今こうして話している事、そして格好はつけてみたものの空回りをしてしまうと思われた好意的な行為も気の抜けた声から明らかに少しでも動揺してくれたと分かれば、同時に気が緩みそうになる。それにしても彼奴と気遣いのし合いだなんて、きっと赤い彼なんか大驚きするだろう。く、とほぼ分からない程度に笑みを溢しては口元に薄く弧を描き「髪が濡れていては危険だ。それで無くとも肌を露出させ、見苦しいにも程が有る。」出口の目の前で立ち止まり相手に向くと手に持つそれを着る様に足し、待っており)