>佐々木先生 言われなきゃ使いませんよ、敬語なんてな。 (苦笑い気味に肩を竦める。優等生な訳ではないが日頃の行い以外は至って普通の生徒だし、先生に敬意は払っている。ただ、周りが勝手に勘違いするだけである。 「やっぱり…本棚の整理は俺がやっとくんで、資料を探して下さいよ。」 やれやれ、と溜め息をつきながら中途半端になっている本棚に体を向ける。てきぱきと本の順を入れ換えきちんと整えた。)