一色日和/間宮椛/セシル 2015-03-22 00:15:47 |
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(>315)柘榴
―して…やる。殺して…っ、
(何を思い出したのか、嫌になるほど見た夢か、はっきりとは思い出せなくとも記憶には焼き付いて離れないその日の光景は、今でもこうして時折夢に見て。力だけを追い求めて、執着して、変わらないその場でただ足踏みをして誤魔化しているだけの毎日で。眠りながら寝言を零しては不意に何かに驚いたように目を開け、そのままの勢いで起きあがれば傍らで項垂れていた相手の頭と額が正面衝突し、その衝撃の痛みと急に動いたことによる傷口への痛みで悶絶すれば額を抑えながら再び寝転んで「…痛っ―! そんなところで項垂れてるな…っ、」痛みに涙が出てくれば暫くして落ち着いたのか深い溜息を吐いて手を離し。片手は相手が握っているのに気づくと視線だけをそちらに向けて「…お前の事だ、何処かへ行くんだろうと思っていたが―安心した」ポツリと呟けば軽く相手の手を握り返して)
(>315)琥珀
…怖い顔してると、眉間に縦皺ができるぞ。
(近隣住民からの依頼で数人の隊士と共に外へ出ていて、それから帰還すれば門の前で佇んでいる相手の姿を見つけて。隊士等に先に帰るよう支持すれば相手の背後から声を掛けて。持っていた刀を鞘に収めれば、地面にある数字をチラリと見下ろし。顔を顰めては先程の言葉は自分が言うべきではなかったかと苦笑を浮かべ。数字へと近づきその場でしゃがみ込んでは地面を撫でて「…そう言えば、お前の兄と会ったよ」顔を上げずともポツリと一言報告して)
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