風太 /主 2015-03-01 21:51:47 |
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>秋君
…え、でも今日も学校とバイト両方あるんでしょ?そ、の…行かなくていいの?
(いつもの習慣で完全に送り出す体勢に入っていたせいで相手の言葉に思わずぽかんと呆けてしまい。頭を撫でられた辺りで漸くはっと気が付くと相手が脱いだ靴を即座に揃えてから廊下を行く相手の後ろについて歩き、突然のことに戸惑ったように言葉を続け。相手と一緒にいられるのは勿論嬉しいし本来ならば久しぶりに長く共に出来る時間を味わうべく今すぐにでも甘えにかかりたいところだが、実際問題今日も相手はこれから予定が詰まっているはずで、ペットの癖に煩くいうのは本望ではないものの少し困ったような表情を浮かべながら確認するように相手に訊ねると先を行く相手の服の裾を軽く引いて。学校やバイトで忙しいのにも関わらず自分の世話を焼き化粧道具まで揃えて自分を可愛がってくれている相手だから、自惚れかもしれないがもしや長く自分と時間が取れなかったために無理に予定を空けて帰ってきたのではと思うと理由がそうであると決まった訳でなくとも何だか申し訳ない気持ちになり、唇を噛み締めながら複雑そうに表情を歪めると相手の服の裾を掴んだまま視線を逸らし。)
あの、さ…俺、全然一人でもどうにかやってるし、アパートの人とかも良くしてくれてるから、さ…秋君、学校行ってきた方がいいんじゃない?
>憐君
あー、確かに猫ちゃんって煮干しとかサンマとか咥えてるイメージあるなぁ…。じゃあ取り敢えず果物入門ってことで、林檎でも食べてみる?
(相手の言う通り確かにテレビやら雑誌やらのイメージではあるものの猫が果物を食している場面というのはあまり見たことがなく、少しだけ困ったように頭を掻きながら呟きを漏らすと一旦キッチンの方に向かって。飼い主が買い込んでおいてくれている果物を冷蔵庫から漁り、一先ず一番ポピュラーかと思われる林檎をふたつ手に取り戻ってくると、リビングに置かれたソファーに腰をおろし相手に持参した林檎を渡して。)
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