ほのぼの みかつる /刀剣

のう、鶴や。こういうのを世間では" ばかっぷる "と言うのだな。いやはや、愛らしい
(彼を愛でながら主から教えて貰った言葉を思い出しゆるりと笑えばニヤつく顔を隠しきれていない彼の手へと軽く唇を寄せて。己の言葉により安心する様子は目に見て取れる程わかり易く、喉奥で小さく笑みを零しては愛おしさから熱い眼差しを送るようじっと彼を見詰め、彼が不安を感じたならば内番であれど床に就いていれど何時でもその不安を描き消して遣るなんて自信があり。強引な言葉を投げかけた己に対し素直に従うかと思いきや逆に悪戯な言葉を紡がれ、遊ばれていると察するも挑戦的にクスリ笑えば得意気に口角を上げ、彼の耳元へ唇を寄せ此方も譲らないと言う意思を告げて)
不安に成れば遠慮無く言うと良い、俺は何時でも鶴丸一番ゆえ、内番途中であれどその不安を消して遣るぞ。
あい、わかった。その言葉、後悔せぬようにな