喧 嘩 上 等 ！　／　BL、人数制限有　

一護

あー…そっか、ごめんな？でもなぁ…俺がｺｲﾂらみたいにすぐｷﾚたら、ｺｲﾂらのｽﾄｯﾊﾟｰが居らん様になってまうやん？…それに俺は色々壊してまうしなぁ（只でさえ喧嘩っぱやい奴等が集められたこの学園では、視線が合っただけで殴り合いなんてことは当たり前。喧嘩をするのは別に駄目だとは言わないが、多勢に無勢、刃物を使う等といった行き過ぎた喧嘩だってある。そんなものでは、復讐や更なる争いしか生まれない。己がそうであったように。しかし、それなら先程の様にﾃﾞｺﾋﾟﾝ等といったふざけた様な止め方では無くとも拳で止めてしまえば良いのだが、何分己は喧嘩に対しての力加減が苦手で、軽く殴るつもりでも相手を壁にめり込ませるなんてことは多々あった。故に、あまり威力の少ないﾃﾞｺﾋﾟﾝという仲裁の方法を今まで使ってきたのだが、それでも力加減が難しいのか未だ痛みに悶えている二人の生徒をﾁﾗﾘと見れば小さく苦笑し、たまたま近くを通り掛かった生徒の肩に腕を掛ければ上記を答えて。それでも相手の気に触ってしまっていたのなら申し訳無いと感じたらしく、最後にもう一度「ごめん」と謝り。近くの椅子に腰掛けた相手から何をしに来たのかと問われれば、引き留めた生徒を解放して「あ、そうや。朝飯食べそびれたから飯食いに来たんや」とつい忘れ掛けていた事を思い出せばﾎﾟﾝｯと手を叩き