ローザ・アズール 2015-01-17 17:10:50 |
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>>シュヴァルツ
>>夜蛍
「ああ、くれぐれ『不要な行為』だけは行うでないぞ………」
(黄金の悪魔を模した巨大な玉座に座りながら、二人を終始無表情のまま見送り、言う。
二人は自軍の中でも指折りの実力者であるため、質より量を重視したザガンが、通常ならば絶対に行わない少数での任務を与えたのも、二人の実力を誰よりも知っているからであり、あえて二人だけと言う少数任務にした理由としては、相手側の陣営の要人の暗殺と、相手側の軍団の情報収集、そして相手側の要人を自軍に引き入れ、内部がら崩壊させる事の三つを効率良く行えると判断したためである。
そして、万が一にでも『不要な行為』を行った際に抹殺する際の手間と時間を省くためである。
『不要な行為』とは、ザガンに反旗を翻す、軍勢の行動や計画に支障をきたす、相手側の味方をする、ザガンが不快と感じた事、などを指した言葉であり、これまでも、この血の掟を破った事により、数千もの戦士達の屍の山がザガンにより積み重ねられて来たため、『不要な行為』とザガンが発するだけで、周囲にいる屈強な武装した衛兵達や強大な力を有する家臣達が無意識の内に怯えている。)
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