いえ。もしも紀田さんが風邪をひいたらいけないですから。(相手の言葉を聞けば急いで顔の前で両手を左右に振り自身の思っている事を述べ、話し乍らももう一度納得したかの様に何度も頷いて。「い、いえ!お気になさらず!」自身の頭に相手の手が置かれ少し驚き少し恥ずかしそうに相手と会話を続けるものの、少し経てば何だか穏やかな気持ちになった様で相手の手が頭に置かれている事を気に留めていない様子で