ヌシ 2014-12-26 21:17:49 |
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__…んー、じゃァ。ほい。
( 何処かムス、と身受けられる相手に軽く苦笑を零せば其の傷付いた、と言う肘を見遣って。…嗚呼、血は出た物の其処まで深い傷では無さそうだ。軽く安堵の息を付けば軽い消毒を施し、ペタリと何の変哲も無い絆創膏を貼り付けてやれば、気の抜けるような声と共に救急箱の蓋を閉じて。__…幾分、久々の大人の患者であり、そして己が暇を持て余していたという事からトップスピードで話し過ぎてしまったか…?なんて思考するも何時もの癖で“まぁ、いいか”で片付けてしまうのが己の悪い所だろう。怒らせてしまったのなら謝ればいい、チラ、と相手に視線を移せば先程のウインクが応えたのか視線は落し気味になっており。__ふむ、生徒なら笑って済ましてくれる所を、その様な冗談が聞かない人間か。等と己の立場を軽く忘れ筒も、救急箱をきちんと元の場所に仕舞えば「…あー、ごめんなさいね、久々の患者さんだったからついつい…」なんて己の椅子に腰掛ければやや眉尻を落としへらり、と笑んで。「…に、しても先生随分とやらかしたんですねぇ、あ。大丈夫ですよ、もう痛くなくなると思いますから」まぁまぁ鋭利な物で引っ掻いたと思われる其の傷は見た目は痛そうだが血も止まりかけていたのでほぼ大丈夫だと踏んでおり。__相手が汚れたハンカチを丁寧に畳んでポケットに入れたのを見遣れば暫し、其の行動を見遣るも「嗚呼、先生。宜しければ其れ、此方で洗いますよ。」なんて、どうせいつまで経っても暇なのだから。相手も何時までも血の着いた物を持っていても乾いて洗濯するのが大変だろう。首をゆったりと傾ければゆるりとした笑みを口許に浮かべて、何時も英語を教えているのだから時間などあまり無いのは分かっている。保健室には石鹸、はたまた洗剤なども完備されているのでそのような事はお手の物。相手が嫌がるようなら無理強いはしないのが己の主義、あくまで提案の一つとして相手に問い掛ければ。)
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