ー、 2014-12-21 15:59:16 |
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おっさんだもんね。え-っと、15歳だっけ。年離れてんの __ ほんとだ、これじゃ意味無いじゃん。じゃあさ、私が煙草の臭い苦手だから煙草辞めてよ、
(彼は確か35歳だった筈。己はつい最近成人式を迎えたばっかりだから20歳と35歳で15歳の年の差。15歳、といったら結構離れているのだろうか。既に己が生まれて1歳だった頃には青春真っ盛りの高校生の彼か__そう考えるとかなり彼と歳が離れているのを自覚した気がした。己は馬鹿な提案をした様子で揶揄するかのように笑う彼にむ、とした表情を見せ。彼が煙草とお酒を控える良い方法を無いかと考えた所、何とも自分勝手な提案。でもこれで彼は禁煙できたら良いじゃないか、なんて考えるのは可笑しいのだろうか。「鷹くんはそんな気がする、理想なんて只の理想に過ぎないからね__ざ-ねん、ぴちぴちのイケメンの嫁になるつもりですので、おっさんの嫁にはなれませ-ん」己だって理想の一つや二つくらいある。これまで好きになった人は数える位しかいないが、理想とは違った人だった方が多かった気がする。少し格好つけて述べてみたり。偶に、彼の言っている事が冗談か本気なのか分からない時がある。現に今だって__、いつものような軽い調子でけらけらと笑いつつ彼から視線を逸らした。「そりゃあね-、おっさんがおっさんになる程、私だって大人になってるんだから。」何だかしみじみという彼に少し笑みが溢れた。彼の中ではまだまだ己は餓鬼のままなのだろうけど。)そっか、それなら私も安心安心__って長居しすぎちゃったね。
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