本郷猛(仮面ライダー) 2014-12-06 06:38:55 |
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講談社キャラクター文庫の『平成仮面ライダー』の小説はテレビシリーズのイメージを壊さない程度にややアダルトにアレンジされたりテレビシリーズの後日談だったり読みごたえある。
『アギト』はややグロくアダルトに、『龍騎』はテレビシリーズに近い展開ながら城戸真司たちのもうひとつの一面からアプローチしたり『カブト』はテレビシリーズのわかりやすい部分をチョイスしながら別に加賀美視点で後日談を加えてる。
『オーズ』はアンク視点でなぜ欲を欲するのか過去の400年前の「王」とオリジナルキャラの少女を交えながら語られる。またバースの章は八百万の神々のようにバースドライバーにも意思があり彼の視点で物語が語られる。
プロトバースドライバー、カンドロイドたち、そして自分たちをつくった真木博士の裏切り。伊達さんと後藤さんを通してのバースドライバーの苦悩や葛藤、愚痴など(笑)。
映司の章では紛争が絶えない地域を舞台にとある部族の兄妹を通して映司がテレビシリーズ後に旅をする姿が語られる。
自らの苦悩と同じように世界中のひとたちも苦悩し日々、苦しむ姿のなかアンクはいなくなったがメダルの内にいるアンクが語りかけてるような気持ちを抱き時にメダルやオーズの力を使い紛争を一時でもなくしてゆく。
兄妹や部族たちともふれ合いながらまた旅をしてゆく。
『オーズ』は三章構成ながらバラエティ豊かに書かれてあんがいおもしろい一冊。
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