悲しそうな顔をした青年。 2014-12-03 08:13:31 |
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ある都会の一角に、家がとても近く、両親共に仲良い2つの家庭がありました。
一人は顔立ちの整った男の子。
そんな男の子に離れないようにくっついているのがもう一人の女の子です。
彼等は仲良しでした。
それは、とても仲良しで周りから見たら仲良し、と良く言われましたが、将来のお嫁さんね、等は口に出せませんでした。
そう、口に出せなかったのです。
彼女には一つの重たい病気がありました。
筋肉の異常が病気を発病させ、現段階では一人では歩くことが出来きませんでした。
そんな彼女は生きていても15才まで。
そんな悲しい余命を、少年と少女は知らなかったのです。
そうして、彼女が実妹だということも。
何も、少年は知りませんでした。
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