風人 2014-11-30 06:00:58 |
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『ランクA病院の愉悦』収録の「ガンコロリン」のエピローグ部分はおそらくパラレルワールド的解釈でしょう。
作品自体が半ばコメディですし『桜宮サーガ』本筋の路線を考えたら癌治療が治療できることになってしまったら癌をテーマに作品は書けなくなるでしょう(苦笑)。
「ガンコロリン」に『モルフェウスの領域』の未来科学センターと八神所長に触れられているけど『領域』にはガンコロリンそのものには触れられていなかったから。
後半はパラレルワールド的解釈でいいと思う(笑)。
だけど癌を仮に治療できたとしても新たな耐性を身に付けた癌が現れるのは癌そのものもある意味、生命進化のひとつなんだと思う。
薬が毒というのも『桜宮サーガ』ではたびたび触れられている。薬自体も人間にとっては治療する良薬でもあるが一方では本来は身体が摂取しない成分も含まれるからそんな意味では害悪ないし身体における必要善であり必要悪。
人間の身体はむずかしい。
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