豹駄 2014-11-28 21:13:47 |
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・マンガでわかる大人の心療内科
・ならびにブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
フェティシズム
fetishism
呪物崇拝。元来は宗教学の用語で,アニミズムと区別して,自然物,人工物を問わず持ち運びのできるような手頃な物体の崇拝を意味する。語源は呪具,護符などを意味するポルトガル語フェティシュ feticheに由来する。
・並びにウィキペディア
心理学者のアルフレッド・ビネーが1887年の論文で肌着、靴など(本来、性的な対象でないもの)に性的魅力を感じることをフェティシズムと呼ぶよう提唱した。次いでクラフト=エビングが『性的精神病理』第4版(1889年)の中でフェティシズム概念を採用した
フェティシズムの誤用[編集]
胸の大きな女性が好きだから自分はおっぱいフェチだなどと自称する人は多いが、これらは上記の基準に照らし合わせればフェティシズムには分類されない。彼らの性欲の対象は胸の大きな女性との交際・性行為である。胸が大きい女性との性行為しかままならない、というほどの性的対象の歪曲が持続して初めて性的フェティシズムと言える。
俗語としてのフェチは、交際・性行為がメインであり、それを彩るための副菜・添え物としての趣味を指すため、専門用語としてのフェティシズムとはかなり乖離した意味であることに注意が必要である。
かつては隠微なものであった特殊な嗜好も、近年ではフェチという言葉が一般化し、脇フェチ、尻フェチ、二の腕フェチなど一層細分化され、パーツへのこだわりという現象が顕著になってきている。また、近年ではめがねフェチ、鎖骨フェチ、声フェチ、腹筋フェチなどといった言葉で語られる女性の男性に対するパーツ化された嗜好が一般に語られるようになってきている。ただこれらは俗称であり誤用である。
また、現在ではこちらの俗称の方が広まったため、本来の意味でのフェティシストの人がこちらのタイプの人と誤認されることも多く、思わぬ弊害を生む場合がある。例えば、異性愛者であっても、異性ではなく同性に関連する物、あるいは物としての同性の体やその一部に性的興奮を覚える人、同性に関するフェチ画像をWebサイトなどで公開している人などが存在するが、このような人々が同性愛者であると誤解・曲解されること、あるいは本人でさえそう思い込むことも少なくない。本当の同性愛者の中にもこのようなフェティシズムを持つ者は存在し得るが、上述の例の場合、あくまで同性ではなく、それに関連する"物"、あるいは"物としての肉体"が性欲の対象であり、同性との交際・性行為が対象ではないため、これらのフェティシストの人が同性愛者である訳ではない
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