主 2014-11-04 21:27:42 |
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___ 少しだけ。
( 彼の言葉にそう続けて、 頬に触れた暖かい手に顔を逸らした。 好きなのに言葉に出来ないっていつもは気にしないのに、 何かとてももどかしい。 再び彼へと視線を合わせてそのまま見つめる。 そしてふ、 と何時ものように笑みを浮かべた。 )
__ だから、 早く行きましょ?
( 手を握ってそう提案を一つすると再び足を勧めた。 そして時折吹く風にふうと小さな溜め息を残して片方の手をポケットにいれた。 早く家に行こうと言ったのは暖かさもそうだし、 きっと彼も寒そうだから。 という思考は秘密なのだ。 )
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