(指定)　魔法少女は夜駆ける　(gl)

>巳角サン

わわっ、いったーい！何すんのっ。
(されるがままに勢い良く椅子に腰を下ろすと強かに打った臀部が痛み、売り物の身体なのにと頬を膨らませつつそこを撫でる。しかし相手の呼びかけに頭を上げ「あれ。もうかくれんぼ終わり？今からっていうとー…。」ときょとんとした表情で見つめ返し、その言葉の意味を考えて。時間を確かめるべく携帯を取り出そうと鞄に触れるが、もう終わりかけだという空気は周りから漂ってきている。せっかく登校してきたけれど、相手の誘いは授業よりも余程退屈しなさそうだ。「ま、いっか。どこ行くどこ行く？」と伸ばしかけた手を椅子の背もたれについて立ち上がり、楽しげに尋ねかけて。)


>碓氷サン

よおっし、命中！…あ、どーお？効いてきた？
(成功する以前にきちんと爆弾が当たった事に喜びその場でガッツポーズを決めた後、へたり込んだ相手にしゃがんで視線を合わせれば毒が回ったか確かめる。だが顔を上げすらしないその様子には疑問を覚え、もしかすると人間には喰魔以上に悪影響を及ぼすのかも、と遅ればせながら不安になってきてしまう。訝しげに眉を顰め「だいじょーぶ…？」とおずおずと相手の丸めた背中に手を伸ばして。)


>天音ちゃん

もー、きらちゃんの前は走らないでってばー！――わ、カッコ悪っ！
(相手同様に変身を済ませたものの、出発にも先を越され慌ててその背中を追いかける。今度こそと意気込んで窓へと走るが、そのままで落ちたらちょっと危なそうな姿で今にも落下しようとする姿に率直な感想を漏らした後、背中から抱き締めるように相手の体を捕まえて。)