B…なに？[ｂｌ]

ああ、いや、嫌というわけじゃなくて…
（相手に自分の態度が良くなかったなど思わせたくないので、訂正するように言い）

嫌ではないんですか？それなら、このままでもいいですね。
(相手の言葉を聞けば考えることをすぐやめてニコッと笑えばそれ以上は何もなくご飯を食べ続け)

え？ あっ、ああ…
（良かったのか悪かったのかよく分からなくなり、考え続け）

そういえば、羽森くんは好きな方とかいるんですか？
(普通の男子学生の会話をしてみようと話題を振ってみて)

好きな人って……一応言っとくけどここ男子校だよ？
（ここでは普通の男子高校生とは程遠い恋愛になると、知らしめるように言い）

あ、そっか。
(男子校ということを思い出すとフムと唸るも、何かを思い出したかのように「でも昨日学校で男子同士のキスとか見ましたよ？」首を傾げて)

好きな人が男でも、男同士が付き合ってもいーのっ！
（男同士の恋愛について疑問を持つ古池に対して、子供を叱る母親のように言い）

え…あっそうですよね
(ビクッと肩を揺らして驚いた顔で相手を見るも、すぐに肯定の返事をし「れ、恋愛は自由ですよね」と箸をくわえながらうーむと唸り)

…まあ、碧くんのようなノーマルの子は、まだ分からなくても仕方ないよ。
（相手の態度を見て入学したてだったころを思い出し、仕方ないと思い）

いつかはわかるといいんですが…
(自分もこの学校に通ってる以上、そーゆーのは知っておきたいらしくじーっと相手を見て)

…そのためには、俺が教えないと駄目ってこと？
（自分を見つめる相手にそういうことなのかと考えて）

いえ…クラスの誰かにでも教えてもらいますよ
(無表情のままそう述べると食器を片付けてないのに気づきごちそうさまと手を合わせがたっと立ち上がり)

ああっ、ちょっと待って。俺が片付けるよ。
（自分も立ち上がり、古池の手にある食器を取って。「碧くんは、学校の準備とかしてな」と古池と自分の食器を重ね）

あ、ありがとうございます。
(今まで食器を持っていた手をおろし。「学校の準備…ですね」と独り言をつぶやき)

そうだよ。もうそろそろ時間だから、準備しないとやばいよ。
（時計を見ながら言い。「そういえばそっちのクラス、宿題とかって出されてないの？ 」と昨日古池が何もしないで寝てたので聞き）

そうですね
(どこか人ごとのような返事で、時計を見ても慌てる素振りも急ぐ気持ちもなくいつもの感じで服を着替えて。「宿題…あ、出されてましたね」少しの間んーと考えると思い出したかのようにいい)

出てたか…
（相手の言葉を聞くと、少し考え、自分の鞄の中をごそごそと探し。「はい、これ。やってなかったら写して。役に立たないかもしんないけど」と自分のやってある宿題を出し）

あ、意外ですね…
(相手がやってるとは思ってなく少し驚いた顔して、ありがとうございますとお礼を一言いうと宿題を受け取りじーっと見ると眉を寄せため息を一つ吐くと机に向かって解き始め)

えっ、何意外って。
（相手の言葉に嫌気がさし、ふてくされた表情で言い。「俺だってちゃんとやる時はやるんですよー」と言うと、相手の姿を見て「あ、ちょっ、見て五秒くらいで呆れんなよっ！ 」とツッコミをいれるように言い）

ごめんごめん。そうだね…羽森くんだってやりますよね。
(投げやりな感じで言い。ツッコミを入れてくる相手を冷めたような目で見れば溜息を吐き「はい。羽森くんのも直しときましたよ。」と宿題を手渡し)