【指定】　7つの数字は交わらない　【戦闘3ｌ】

>忠実のお兄さん
ふふ…だぁめ、です。鳩はお兄さんにまだくっついていたいです。それに、そのジュースは鳩がお兄さんに選んであげたのですよ？鳩じゃなく、お兄さんが飲んで下さい。
(いつも遠目から窺っていた相手の雰囲気に外れることのない実に真面目そうな返答にくすくすと笑みを浮かべると頬に押し付けられた缶を軽く押し返すように身を捩ってから首を横に振り。遠距離は兎も角ぴったりと密着したこの状況下なら相手の反応にも競り勝てるであろう自身の能力を過信してか、甘ったれた台詞と共にはしたなくも足を開いて相手の胴にしがみつき。その上で金も払わず勝手に選んだジュースを相手のものだと宣えば、相手の顔の横から首を伸ばし早く飲んだ感想を、とばかりの期待に輝いた瞳で相手を見つめて。)

>御伽のお兄さん
やった、じゃあ今すぐ行きましょう！鳩、お兄さんのこと運んであげます！
(そもそも相手の答えがどちらであろうとそう大した問題ではなかったらしく、相手が返事をするとほぼ同時、それこそ答えなど聞いていないレベルの速度で捲し立てるように話を進めると掴んでいた相手の手を引き寄せて男から奪った財布を握らせ。それから何を思ったのか、軽く屈伸してから上体を少し下げその体勢で背中を相手の方へと向けると動きたくないと言った相手を背負ってでも運ぶ気なのかとんとん、と自身の背中を叩きながら相手を促して。)