主 2014-10-23 22:46:27 |
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>御伽のお兄さん
…ふふ、ジュース溢したように見えますか?
(ぼろぼろの上着からその生業故か結構な厚みのある革の財布を引っ張り出すと汚いものでも摘まむような手つきでそれを掲げて。そんな時背後から聞こえた聞き慣れた声に首だけそちらを向けながらにい、と口角を上げると口許に手を当てながら冗談っぽい言葉で返事をし。財布を摘まみ上げたまますっと立ち上がりこのまま立ち去ってしまうのでは、と危惧するほど暗闇に身を沈めた相手を引き留めるようにその手首を掴むと「…鳩、今とてもお腹が空いています。何か甘いものが食べたいです。お兄さんも、鳩と一緒に甘いものを食べましょう。きっと楽しい、です。」などと、相手も一緒に人間の真似事をすることを所望して。)
>忽那のお姉さん
お父さんのお使いは…どうだったでしょう。鳩、忘れました。おいかけっこしたのまでは覚えてます、けどその後は楽しかったことくらいしか覚えていません。
(相手の雰囲気から怒りの色が遠退いたことにゆるゆると首を傾げつつ、木箱の縁に手を掛けゆっくり中から這い出ると一度木箱の蓋を閉め直し、それから木箱の上に腰を下ろして。箱の中に暫く丸まっていたからか髪の毛はぼさぼさに広がっており、それを雑な手櫛で軽く整えながら相手の問いかけに答えようと今に至る経緯を思い出そうとするものの、名前負けしない鳥頭と言うべきか政府軍達の動向についてすっかり忘れてしまったらしく何食わぬ顔でそのことを打ち明けて。)
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