Dr,リン

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ハナミズキ  2014-10-10 16:57:40 
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この小説は「俺様、何様?女神様。」の続編になります。
こちらだけ読んでも話は分かるとは思いますが、詳しい馴初め等は下記をご覧になられると良いかと思います。

↓↓↓

何とかなるさ(高校生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534187/
俺様、何様?女神様。(大学生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534766/

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  • No.97 by ハナミズキ  2014-10-29 21:05:57 


「私はこの国の第1皇子だ!その私の命令が聞けないと言うのか!」

「残念ながら、私たちは自分の信念の下に治療を行っているので、誰の命令も聞く
 訳にはいきません。
 それが例え王様であったとしてもです。
 もし、無理やり命令を聞かせようとするなら、私たちはこの国を去ります」

生まれた時から、次期王となる為の教育を受け、周りの者みんながソウレンの命令に従っていた。
今まで自分に反論する者は居ても、命令を聞かない者など居なかったのだ。
そんな生活に慣れてしまっていたソウレンは、鈴のような人間が珍しかった。
自分の使命の為なら、一国の王の命令も聞かないと言う、真っ直ぐに相手の目を見据え凛とした姿勢を崩さない、そんな鈴に興味を引かれた。

「母上は本当に無事なんだろうな」
「何度言えばわかるんです?」

「せめて、一目だけでも姿を見たい・・・頼む・・会わせてくれ」

少々弱腰になり、『頼む』と言う言葉を聞いた鈴は、にこりと微笑み言った。

「そうよ。初めから『お願いします』って言えば、私だって鬼じゃないんだから考えて
 あげたのに、いきなりやって来て『車の中に入れろ』とかは人として論外よね。
 初対面の人に対して礼儀がなってないわ。
 私はあなたが誰かも知らなかったのよ?
 もしあなたが暗殺者だったらどうするの?
 そんな得体も知れない危険人物を、私が中に入れるとでも思って?」

そう言われればそうかも知れないとソウレンは思い、自分が無礼だったと鈴に謝るのだった。

「申し訳ない。いままでの非礼は許して欲しい」

素直に非を認め、謝るソウレンを見た鈴は、親を思う子の気持ちも分かるので、中に入れてあげる事にした。

「しょうがないわね、あまり長い時間は王妃様の体に障るから、10分だけよ?」
「入っても良いのか?!」

「ただし!私の言う事はちゃんと聞いて守ってもらいますからね」
「約束しよう」

そうしてソウレンは鈴に連れられて、車の中に入って行った。

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