ハナミズキ 2014-10-10 16:57:40 |
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鈴は記憶をたどってみる事にした。
上下に揺れる地震の後に霧が発生。
霧に覆われている最中に、青白い稲妻が発生していた。
その光はどこかで見た事がある。
「そうだ!あれは磁場だわ!!」
「磁場?」
「そうよ!磁場よ!
って事は・・・文献で読んだ事があるけど、もしかしたら・・・」
「・・・・もしかしたら?」
「タイムスリップしたかも!・・・過去に」
「えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
圭太が大声をあげて驚いた。
その時、再び地面から霧が発生し、その中から和也が姿を現せたのである。
「「 !! 和也(君)!」」
霧の中から現れた和也は、二人の姿を見て駆け寄って来た。
「お前たちいったいどこに居たんだ!」
何故か大声で怒られた二人である。
「何処って、ずっとここに居たけど?
それより、なんで和也がここに居るのよ!?
あなた日本に居るはずなんじゃないの?」
「お前らが行方不明だって言うから、俺がわざわざ探しに来たんだろ!」
「えっと・・・ちょっと待ってね・・・。
私たちが行方不明で、探しに来てくれたって言う事は分かったわ。
でもね・・・私たちがここに来たのって、ついさっきよ?
ほんの10分くらい前。
ねっ!?圭太」
「・・・うん。」
「何言ってんだ!?お前らが居なくなったって聞いて、次の日に俺がここに来て、
それから1週間は経ってるんだぞ!?」
さすがの和也も直ぐには理解が出来ていないようだった。
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