ハナミズキ 2014-10-10 16:57:40 |
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案内をしてくれた人達も、何故か一緒に飲み食いをし、お腹が膨れた者から順に、何処かへ消えていなくなってしまった。
平民以上の身分の者は、お金を持っている者が、代金を支払うと言うシステムになっているらしく、だから、医者ならば金を持っていると思い、集(たか)りに来たのだろう。
代替え人ならともかく、平民以上となると、普通に仕事にもありつけ、そうお金には困らないはずだ。
それなのに、集ったあげくにお礼も言わずに消えるとは・・・・。
少々ムッとした鈴と和也であったが、圭太はあまり気にしていないようであった。
食事を済ますと、3人は繁華街の中心部へと歩きだし、この時代の人達が着ている着物を購入する事にした。
どの町に行っても、どの人達に会っても、初めは着ている物を見て不思議がられ、そして受け入れて貰えるまでに少し時間がかかる。
その不必要な時間を取り除くために、周りの者と変わらない格好をしようと言う事らしい。
着物屋には、吊るされて売られている物もあるが、どうやらそれはリサイクルされた物のようで、少し着古された感がある。
それにサイズが小さい。
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