帰り道で、今まで黙っていた和也がボソリと呟いた。 「お前って・・・悪どい商売に向いてないか?」 「失礼ね!取れる人からは取る!これが貧困地域の鉄則よ!」 笑ながら答えた。 「あんな薬で5万とか・・・ありえねぇ・・・」 和也は、鈴の言い分に感心しながらも呆れた顔を隠せなかった。