Dr,リン

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ハナミズキ  2014-10-10 16:57:40 
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この小説は「俺様、何様?女神様。」の続編になります。
こちらだけ読んでも話は分かるとは思いますが、詳しい馴初め等は下記をご覧になられると良いかと思います。

↓↓↓

何とかなるさ(高校生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534187/
俺様、何様?女神様。(大学生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534766/

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  • No.14 by ハナミズキ  2014-10-12 12:33:25 


幸いな事に鈴達は医者であり、薬剤も豊富に積み込まれている車両が手元にある。
だがそれにも限りがある為、あらかじめ稼いだお金で、この時代で売っている薬草などを買い、それを調合して稼ごうと言う事になった。
そして、今一番重要な情報は、この時代がいつの時代なのかを確かめる事である。

鈴は、食堂の経営者でもありそうな1人の女性に声を掛けた。

「こんにちは。私たちは西の方から来た旅の医者なんですが、この国の王様は
 今は誰がなっているんですか?」

無難な聞き方である。
さり気なく旅人を装い、王様の名前を聞けば、その時代がいつの時代なのが解るからだ。

「あんたたち、相当な田舎から来たんだねぇ。
 王様の名前も知らないなんてさ・・・王様の名前はね、「莉 眸頴(り しゅんえい)」
 様だよ」

「有難うございます」

莉 眸頴・・・・確か千年近く前の、鮮朝国の王様の名前だ。

「・・・・おぃ。莉 眸頴って言えば、鮮朝国の創立者じゃなかったか?」
「記憶が正しければ、私もそう思う」

「あっ・・・僕、1つ思い出したことがあるんだけど、その人、医術に凄い関心が
あったみたいで、若い頃に医術を華国で学んだって話だよ」

「私、なんだかその人に会ってみたくなっちゃった」

クスクスと笑いながら、冗談なのか本気なのか、鈴の目は爛々と輝いていたのだった。
そうは言っても、王様になどそう簡単に会えるものではない。
だが、会える方法は1つだけある。
鈴達がこの国で医者として働き、その名を王宮まで届かせればいいのだ。
しかし、そこには問題もあった。
本来なら寿命で死ぬはずの人間が、未来の医療で命を延ばすと言う事は、未来の歴史をも変えてしまうかもしれないと言う事だ。
例え病人や怪我人が居たとしても、未来から来た人物がその命を救ってはいけない。
ただ見ているだけしか出来ないと言う事になる。
たとえ自分たちに、その者の命を救う技術があったとしてもだ。

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