Dr,リン

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ハナミズキ  2014-10-10 16:57:40 
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この小説は「俺様、何様?女神様。」の続編になります。
こちらだけ読んでも話は分かるとは思いますが、詳しい馴初め等は下記をご覧になられると良いかと思います。

↓↓↓

何とかなるさ(高校生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534187/
俺様、何様?女神様。(大学生編)http://www.saychat.jp/bbs/thread/534766/

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  • No.112 by ハナミズキ  2014-11-05 22:57:24 


ソファーで眠る鈴。
その向かい側の椅子に座り本を読む和也。
ゆったりとした時間が流れ、和也は時折、本から目を離し鈴の方を見ながら、このひと時の幸せをかみしめるのであった。

しかし、その幸せも長くは続かなかった。
急にインターホンが鳴り、映し出された画面にはソウレンが映っている。

「何か御用ですか」

ぶっきらぼうに和也は言う。

「お前には用は無い。鈴は居るか」
「鈴なら今は休んでますが、急用でないなら伝えておきますよ」

「急用ではないが、鈴に直接話したい事がある」

その様なやり取りをしていると、寝ていた鈴が起きた。

「ぅんん・・・・」

大きな伸びを1つすると「どうしたの?お客様?」
眠い目を擦りながら和也に尋ねる。
その仕草がなんとも可愛らしく、和也の顔には自然と笑みが浮かんだ。

「ソウレンがお前に話があるそうだ」

鈴は、何の話なのかと下まで降りて行き、車のドアを開けるとそこにソウレンが供を連れて立っていた。
しかし、ドアが開いた瞬間、ソウレンと供の3人は驚きの表情をしていた。
それもそのはずだ、鈴の格好は露出度の高い現代の服なのだから。

「す、鈴。そなた、客を迎えるなら服を着てから迎えろ」

この様な薄着の姿など、この時代では下着同然だったので、ソウレンは慌てた。

「服なら着てるわよ。話しって何?」

鈴のあられもない姿を、供に見せたくなかったソウレンは、「ここではなんだから、中に入れてはもらえんか」と言う。
鈴も暑い外より涼しい中の方が良いので、ソウレンを中に入れ1階の通路にある椅子に腰かけ、話しを聞く事にした。

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