匿名 2014-09-23 21:35:51 |
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(シリアスなロルが書きたかったので書いてみました。死ネタ注意です。)
なぁ...
(真っ白で殺風景な部屋の中、彼の声だけが虚しく響く。彼の目の前には、ベッドの上に横たわる、天使のように愛らしい女の子。彼女は彼の最愛の人だった。彼は彼女に深く深く依存していた。彼には、彼女しかいなかった。)
お前はもう、目を覚まさないのか...?
(彼にとって、一番大事だった人...。彼女はただ冷たく、残酷な運命を彼に押し付けるようにそこに眠っているだけだ)
すまない...俺が絶対助ける言うたのに、何もできへんくて...
(彼の黒い瞳から、一粒の涙がこぼれ落ちる。それは頬を伝って、彼女の顔に落ちる。「これで、目が覚めたらいいのに」なんて、御伽噺のようなこと、おこるはずなんてないのに、彼は自分の考えを馬鹿馬鹿しいと自嘲した)
お前のいない世界は、こんなにも暗く淀んでるんやな...
(肉を突き刺す、鈍い音が響く。瞬間、彼の視界には赤が映り、だんだんと暗く、黒くぼやけて何もみえなくなった。真っ白な部屋は赤く汚れ、とても静かになった。部屋の中では男女がふたり、幸せそうに眠っていた)
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