語り手 2014-09-20 21:39:41 |
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>睦月
(相手の飄々たる言い分は分からなくもないが己とは反りが合わない。続く教えも此処は日本だと言いたくなるが相手の溶溶たる様は嫌いではない為「全く…」と一言だけ零し小さく息を吐き。豪快に落ち葉を集めるのを見ては再び溜息が出そうなのを堪え其方に近づいていき「…その様にしては着物が汚れる。……まあ仕様は気に入らないが手伝いには感謝する」相手の前に屈むと箒を地面に置き、相手の着物の裾についた枯葉を軽く払いつつ礼を言い。相手の集めた枯葉を袋に詰めては立ち上がり「…暇なら一服するか?」と目をまっすぐに見て一応礼がしたいとでも言うように静かな声色で
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