語り手 2014-09-20 21:39:41 |
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>天霧様
(優麗な笑顔と口元を抑える仕草にニヤついているとは思わず淑やかだなと見入りつつ、デザートを作ると言う相手には、尊敬する側近の手料理が食べられるかもしれないというだけあり極僅かに瞳を光らせ「是非頂きたいです。……芋が重なってしまいますが大学芋や芋けんぴはどうでしょう。今は薩摩芋が美味しい季節故…。しかし食後には少々重たいか…」と品目を提案するも真剣に考えるあまり己の世界に入りブツブツと語尾は独り言のように呟いていて。複雑な面持ちの相手には「性別を気にしておられるならその必要は御座いません。此処は男所帯故に誰かが先立つのは当然のこと。つねに助け合いです。ただ偶々貴方の苦手が重なっただけ…そう考えるのは駄目でしょうか。…それに」と目を伏せいつもより穏やかな声色で言葉を紡ぐとそっと顔を上げ相手を見て「俺は貴方のその笑顔にいつも救われています」と微かに微笑み頭を撫でていた手を相手の頬に持って行き親指で口角をなぞって。
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