主 2014-09-12 23:28:08 |
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お話…。
(パク、とお菓子をフォークで運んだ瞬間思いがけない質問に思わず手が止まり考え込む様に相手をぼんやりと見つめる。どこまで話そうか。魔法…についてはもう見られてしまったから話してはいいと思う。しかし大学や魔法界について口外はしていいものなのか。…うーん、魔法の存在を知られることが魔法界にはやっかいなことであってその世界のことを話してもそれを証明出来る証拠はないわけで、ということはそr(以下略)はッ!あ、危なかったわ…、考え過ぎて目が回るかと思った…。そうね、最初に思った通りこの子には話しても大丈夫かもしれない。数分の間、首を傾げたり口元に手を当てたりお菓子をもう一口食べたり(←)した、が。心を決めた私は相手の瞳を真っ直ぐに見つめ返す、
魔法…、界はね誰でも簡単な魔法は使えるんだけどそれでは”魔法使い”とは言えないの。魔法使いになるには…学校で数年勉強して、最終試験に合格する。そして晴れ晴れ魔法使いになれるのよ。私はその試験のために人間界へ来たの。
(その他にもこのお茶の美味しさ、魔法界の原色の食べ物達、私を突き落としたレイちゃんのことをサラッと簡単に説明する。そして最後に「あッ、このことは内緒よ。じゃないと3日間雨が降っちゃう」フフッと微笑み左手の小指を相手に差し出し”約束…お願い出来るかしら”と。
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