主 2014-09-12 23:28:08 |
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いえ…
(申し訳なさそうに視線を伏せた相手に何か声をかけようと思い反射的に手を伸ばしかけるが正直まだ理解の追いついていない頭ではこんな小さな申し訳程度の言葉しか返せなくてどうしようもなく、伸ばしかけた手はキュッと握り締めてそっと自身の胸元へ運んだ、きっと続くであろう相手の言葉に耳を傾けて。
貴方の世界…あ、ありがとうございます……ッえ、知られてしまったら…って…
(案の定続いた言葉、だがまるで違う世界から来たと言うような話しぶりに少し置いて行かれそうになりかけるもしっかりと聞き入っていれば他言するようには見えないと言ってもらえたことに少し嬉しく思い礼を返す、しかし次に聞こえたその“しまったら”という勿体ぶらせた発言に思わず唾を飲む、なんだか余り良い話ではないようなそんな気がする。(ゴクリ)
けれどまたも続いた言葉には思わずポカンと惚けてしまった、だってまさか“3日間雨が降り続ける”だなんて!!なんとなくもっと悪いような事と思い込んでいた分少し簡単なことに思えてしまった。ただ実際に雨が3日間というのは大変なこと、それにフフフ、なんて微笑むこの人、きっとまだ何か隠しているはず…な気もする。聞きようには取り敢えず他に魔法のことがバレなければいいようだしウィンクなんてキザな真似で提案をしてきた彼の言葉を上手く利用させて頂きましょうか、なんて久しぶりに味わう内緒事の感覚を思い出し少し楽しく思えてきた頭で微笑んだ(ニタリ)
それじゃあ…………魔法使いさん?
お言葉に甘えまして…お願いが1つ、あるのですが。
(魔法を使うというのだから呼び方は魔法使いさん、であっている…はず、小さく微笑みを浮かべたままそっと人差し指を立て口元まで寄せれば緩く首を傾げてみたり。自分から言い出したのだきっと彼はこのお願いを聞いてくれるだろう、しかし先程人に知られてはいけないなんて聞いたばかりだ取り敢えずここは移動する必要性がある、ならば「…でも、まずは場所を変えて私の家へ来てくださいますか?」なんて尋ねてみようか、どちらにせよ夜だし暗いし元々帰る途中ではあったのだ、私だって早く帰りたいに決まってる。そう思えば彼の返答を聞く前に離していた手を自転車へと戻し一歩前へと足を踏み出した。
(/ダッ、ダダダ大丈夫です!!(・ω・´;;)
そう、フラグは折るもの!!ダカラ!!←
…と、言いつつこんな感じで大丈夫なのでしょうか…:;(´◦ω◦`);:ナ、ナガイ…)
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