胡蝶 2014-09-12 22:42:07 |
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「うわぁああぁぁあっ!!」「助けて…っっ、誰かあっ!!」男女の悲鳴が入り混じる。どれが誰の声だか分からない--高い声も低い声も、全てが土砂のように鼓膜を通りすぎる。頭が…痛い。瞬く間に教室は地獄絵図と化した。
逃 げ ろ
脳が命令を出す。恐怖心からか動かない体--背中を冷たい汗が伝う。その時、ふいに後ろから腕を掴まれた。
「パニックになったら怪我する。」「--いっちゃん…」
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「♪」機嫌が良いのか鼻歌を歌い、口角を上げフワフワと浮遊しつつ1年A組の教室を見つめる少年が1人窓の外にいたことには、誰も気づかなかった。
((>7様
こういった展開は割と好きなので(笑)、大歓迎ですよ、有難うございます!
もう本当に何でもアリなんで!←
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