そこで朝が来た。楽しい幻影は日の光の中に消えた。馴染みのナースが病室に食事を持ってきたとき、栞は無機質な白いベッドの上で、いかにも幸福そうに一人で笑っていた。ナースは嘆息したが、すぐに表情を切り替えて「おはよーう、桜井さん。楽しい夢でも見てたの??」そう栞に声をかけた。(/はい、エンドレス鬱展開☆)