ぬすん 2014-09-02 19:59:17 |
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>三島>73
そうか。ではこの本の中で狼は反面教師という必要な役を担っているんだな。なるほど。
…それは興味深い話だが狼に人間を守る利益がない以上あり得ない話だ。……羊が人を襲うとしたら良い様に飼い馴らされた家畜だと気付いた時だな…。羊が人を襲うか、面白い。
(ガムをしまう相手には意外と素直で良かったと本に目を落とすも、不意に相手との距離が近くなれば僅かに眉を寄せて。牙でも剥いて追い払ってやろうかとも思ったが、本についての話題は興味深く無視するのも悪いかと思えば見開きのページを見やすいよう相手の方に寄せて。そして思案する時の癖で指を顎に手を当てては真面目故に堅い口調で無表情に言葉を返せば、ふと顔を上げ「ところでお前…俺に近づいて平気なのか?」と狼である己の傍にいて怖くないのかと相手のフードについている狼の耳を興味深げに引っ張りながら。
>羊川(弟)>74
(相手の素直な反応を表情には出さず楽しみ、服を貸してと言われても聞こえない素振りで無視しては伸びてきた手を掴んで「顔、赤いよな。照れてるのか?」と低い声色でしつこく問い、閉ざされる片目に空いている手でそっと触れ目元を親指でゆっくりとなぞって。笑い混じりの言葉には擽ったままの状態で「飴か。それは糖分を吸収して甘い肉になりそうだ。悪くない」と相変わらずの平坦口調で言うもその口元はほんの微かに笑んでいて、脇や横腹をなぞる手は止めずに。しかし何か思い出したようにふとその手を止めると、己のポケットに手を忍ばせ薄荷味の飴玉を取り出せば、器用に口で袋から飴玉を出し指で摘んで相手の唇に艶めかしく押し当て、不意をつくよう横腹をすぅと撫でて
>倉野>75
そうだ。血が綺麗だと肉も甘くなる。良い水や環境で育った草や果実が上手いのと恐らく同じだ。……お前の血は綺麗だろうか。
(相手の顔を一度見て頷き、前に向き直って肉の味を伝えるが新鮮な肉の甘味を相手と分かち合うことはないだろうと思えば、相手の身近な物で例えその上手さを伝えようと平坦な口調ながら真剣な面持ちで説明して。そしてふと相手に興味深げな視線を落とすと、独り言のようにポツリと低く呟いて。続く問いにははてと数ミリ首を傾け「いや。食欲をそそる甘い味だ。…まあまだ腹は減っていない」安心しろと言うように無表情に見つめ返すも“まだ”を強調することは忘れずに。しばらく相手の歩調に合わせて歩き続け海外に辿り着くとスタスタと前を行き、足元に落ちていた綺麗な水色の貝殻を拾いあげては振り返り何も言わず相手に向かって下投げして。
>羊川(兄)>77
いや…初対面なのに良くしてくれたのが不思議でな。それに礼儀正しいやつは好きだ。
(困ったような微笑みを向けられれば、すまないとすっと視線を反らし思ったことを素直に平坦な口調で述べ、内心では己は狼なのにと。続く問いには腕を掴んだままそっと身を離し翡翠玉を見つめ、再び空いている手を顎に当てふむと思案するように目線を落とし「…そうだな。真の友と言うには程遠いが、友になろうと言葉は交わした。…あいつは食えぬ奴なんだ。俺を狼と知っても友になれるかと聞いてきた。面白いやつだ」本当は仲良くなれば保存食として役立つかと近づいたのだがその事は伏せて置き、何気なく話の中で己が狼であることを暴露して。次いで相手の様子を伺いつつ掴んでいた腕を離すと果実を受け取り「で、お前はメイの何だ?」と果実を鼻元に近づけ匂いを嗅ぎながら相手を見下げて問い。
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