しにたいという君へ

幼馴染を10年前小児癌でなくしました。

殺したり犯したりする奴らだっているのに、なんでそういう糞野郎共じゃなくて、幼馴染なんだよって、すげぇ思った事を今でも覚えてます。

あれから10年経って、中学生になって高校生になって大学生になったけど、
俺ばかり体がどんどん大きくなって、毎日当たり前のように生きてて、あいつの時間は10年前で止まったままなのに、俺ばかりが成長していくのが無性に怖くて。

でも俺が生きてて辛いことがあっても、消えてしまいたいと思うことがあっても、あいつが生きられなかった時間を俺が生きてるんだって思ったらしねないんですよ。

もう俺はあいつの倍以上生きてることになるけど、あれからずっとあいつの死に縛られてる気がします。

しにたいやつら、そんなにしにたいんだったらあいつに命くれよって思いますけど。
物理的に不可能だから、いつまでも不完全燃焼なままです。