シリア 2014-06-18 00:24:23 |
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――…馬鹿ね、そんなことで怒るわけないでしょう。
それに、自分が死ぬと言われて余裕ある方がどうかしてるわ。
それぐらい戸惑って貰わないと、そもそも困るじゃない。泣いた意味すら無くなるわ。
(気まずそうな表情をしている相手に、頭を軽くパシリと叩いて。それからふよふよと浮いて勝手に部屋の中へ入れば、浮いたまま椅子に腰掛け足を組むような格好をして)
他の妖精たちって、まぁ私も大分無神経なことを言ってしまったけれど。
そもそも死を回避できる妖精がいるかどうか、実際のところ私には分かり兼ねるのよ。
これでも400年近く生きてきたわけだけれど、――…そうね、未だに出会ったことはないかしら。
幸せを運ぶや病気を治すといった妖精は知っているけど、そもそも貴方の死因が分からないんだもの。何か心当たりはないの?
(それから何処から持ち出したのか、空中で手を上げるとそこには一冊の分厚い本が現れ。ページをペラペラと捲りながら上記を述べると、相変わらず態度は偉そうに)
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