極道一家 【半指定】

玲花姉さん＞

ああ、玲花姉さん。只今帰りました。…それ、せめてベランダで吸ったらどうです？(眼鏡をかけると声がした方へ振り返り、手をピタリと横に合わせて深々と頭を下げ。顔を上げると相手のタバコが目につき、眉をしかめながらベランダの方へ視線をやって)

空＞

…いつも思うんだが、君は家にいる時と学校にいる時とで、何故違うんだ？変わる必要があるのか。(手洗いはきちんとやれ、と指摘しようとしたが、より機嫌を損ねるだけだろうと言葉を殺して。不機嫌な相手の顔をまじまじと見つめて、眼鏡を人指し指で押し上げると悪気もなく問い掛けて。)

楓斗＞

なんだ、機嫌悪いのか。しかし僕に当たり散らすなよ。…今日は図書室が休みだったので家で勉強することにしたんだ。(コップを洗いながら、相手の様子が気になり結局無視できず話し掛けて。弟の性格をそれなりに分かっているので被害がこちらに及ばないようにと牽制し。洗い終わって手を拭きながら答えると溜め息をついて)

秋乃兄さん＞

…何をしているんです？(勉強が一段落したので少し休もうと部屋を出ると、廊下を徘徊している兄の姿を見つけ。そこから移動する訳でもなく歩き続けているので、流石に気になって後ろから声をかけつつ、眼鏡を押し上げて)