ねぇ、僕達のお相手してくれない？【BL/NL】

>智海

んｰ...ﾃﾞｰﾄしよ｡

(同じように助手席に乗り込みｼｰﾄﾍﾞﾙﾄ絞めれば次の目的地を考える為に宙を見詰めて唸り｡結局家には帰りたくないが特別行きたい所があるわけでもなく､相手に決めてもらおうと先程の連れない返事のお詫びとばかりに世間で可愛いと言われる声と笑顔を向けてﾃﾞｰﾄのお誘いを｡)

>智海

なｯ、...に笑ってんだよ。
(吹き出した目の前の相手に軽く眉寄せ、上記述べつつ相手を見るも昔から正直に話してしまうこの性格に問題があるために相手を責めきれず。「...可愛くないし。格好良いの間違えだろ?」聞こえてきた言葉にﾋﾟｸ、と眉上げれば片口端を引き攣らせながら相手の肩を軽く掴んで。「..うっさい。嬉し....くないからな。」からかう様な口調に顔ごと背ければ、一瞬嬉しいと口走りそうになるも間を開ければ前記のように述べ。)

>捺ちゃん

…りょｰかい。

(ﾃﾞｰﾄの言葉に少し考えるように一瞬の間が空くが、直ぐに目的地を決めて笑顔で頷き車を走らせる。正直相手の好みも分からない上、ﾄﾞﾗｲﾌﾞからの夜景……等といった陳腐なﾃﾞｰﾄｺｰｽじゃ相手に相応しくない。とはいえ、一瞬の間の間に思い付いたﾃﾞｰﾄｺｰｽも決して陳腐じゃないとは言い切れないのだが……とにかく帰宅までを伸ばしたい相手の時間潰し程度には良いだろうと向かう先は遊園地。勿論相手に遊園地等のｲﾒｰｼﾞは無かったが、恋人達に人気があり、且つ相手の意外な一面を引き出せそうな場所と考えたら自然とそうなってしまい)

(/何故遊園地……orz それしか思い付かなかったｱﾎな中身を殴って下さい((ｽﾞｰﾝ……)

>郁斗

……別に?

(へらりと笑って意地悪な表情を浮かべては、明らかな意図があるにも関わらずそう返して。「格好良い……ねぇ。それって俺の為にある言葉だと思う。」と羞恥の欠片もなく言って退ければ、相手には格好良いより可愛いの方が似合うのだと一人納得したように頷いてやる。掴まれた肩なんて気にしない。そう、これだけは譲る気もないのだ。「はいはい、嬉しくないですねｰ。……もう一回していい?」と、相手の背後から軽く抱き締めては自然と近付いてしまった耳元に、先程の言葉など意に介さないかのような発言をし)

>智海

...御免､その前に洋服屋さん｡

(相手とお出掛け､それだけで嬉しいので今車を走らせている目的地は敢えて聞かずに楽しみにとっておくことにして｡だが折角の休みにいちゃいちゃしたいのも事実｡もし目的地が公共の場だった場合はじゃれる程度のｽｷﾝｼｯﾌﾟしか出来ないし､仮にも相手は日本中に知れ渡る有数のお金持ちのお坊ちゃん｡過度なｽｷﾝｼｯﾌﾟや左薬指に付けた指輪で要らぬ噂ががたってしまっては遊べなくなってしまう｡指輪をくれた時点でその覚悟が相手にあることは解っているがせめて減らせる面倒ごとは減らしたい､ならば真っ先に浮かんだのが先程の女性ものの和服からの女性ものの服｡嬉しくもなんともないが化粧なしでも女装が似合うこの顔を使ってやろうと意図は告げず寄り道を提案して｡ )

(/大丈夫です､此処にも遊園地しか思い浮かばないで押し付けた中身が居ます(
鳴海ちゃんの意外な一面を楽しみにしてるので｡ )

>智海

何か...、それﾑｶつくんだけど
(意地悪な表情を浮かべる相手に更にﾑｽｯとするように眉寄せれば相手の頬を人差し指でﾌﾟｽと差し。「...自意識過剰。絶対俺のほうが格好良い....に決まってんだろ」相手の発言に若干引くように自意識過剰というも自分も多少自信はないが似たような発言を繰り出しており。「ｯ、お前な.....。.....勝手にすればいいだろ」背後から抱き締めてきた相手に小さく目見開けば耳にかかる相手の息に擽ったさを感じつつ相手の問いに何の事かと思うもとりあえず小さく頷いておき。)

>捺ちゃん

服?ああ、悪い気付かなかった。

(真っ直ぐ目的地へ向かおうとしていた矢先、突如として相手の口から出た言葉にｷｮﾄﾝと数回瞬きしては、欲しい者があるのなら遠慮せずに言ってくれとばかりの口調で上記述べて。恋人が求める物を常に滞りなく与えるのも男の仕事と目的地を変更してあらゆるﾌﾞﾗﾝﾄﾞ服を取り揃えているｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞ街へ向かい。「なっちゃんに似合う服、売ってるかねぇ。」等と相手の思惑など一切分かっていないが故に、純粋に新しい服が欲しいのだろうとの思考に辿り着いては楽しげに笑って、目的地に到着すればそれが当然のように車を降りて)

(/良かった……同志がいた!!((ぇ
ゆし、期待に添えるべく頑張ろう……!!本体ﾄﾞﾛﾝしますが、宜しくお願いします!!)

>智海

あ､智海ちゃんは待ってて｡

( 車が停車すれば降りるが相手も同じように降りているのが目に入り､慌てて運転席の扉の前へ立てば相手を押して座り直させて｡恥ずかしいとかそういうわけではないが驚かせてみたいなんて純粋な好奇心故で｡相手に選択する間も与えず車から離れれば「お金はあるし､20分くらいで帰ってくるから｡」と無邪気な笑み浮かべてひらひらと手を振れば追い掛けてこられないよう走って車から見えないような道を抜け男女用共に売っているﾌﾞﾗﾝﾄﾞ店に入り｡)

(/此方も超絶可愛い女装してやるのです(
ではﾄﾞﾛﾝです｡)

>郁斗

刺すな刺すな、穴開く。

(そんな訳ないのに冗談混じりにそう言っては、己の頬を刺す相手の指を払う訳でもなく笑っていて。「自意識過剰?本当の事だろ。……つーかお前、それ言ったら人の事言えねぇじゃん。」とｸｽｸｽ笑って返しつつ、そんな冗談も言うのかと新たな相手の一面に触れられた事に僅か優越感に似た感覚を覚えては目を細め。意味を理解しているのか、いないのか……勝手にしろとの相手の言葉にﾆﾔﾘと不敵な笑みに口角を上げては、許可が下りたのに何もしないでいる程優しくない己は相手を自分の方に向かせて、奪うように唇を重ねる。先程のような触れるだけのものではなく、深く、溶かすような長いｷｽを施し)

>智海

...いっその事、穴が開いてしまえばいいだろ....
(相手が冗談で述べたことに少し黙り込んでから口を開けば相手に聞こえるか聞こえないかというくらいの声量で呟きｸﾞﾘｸﾞﾘと指を押し付け。「ﾅﾙｼ。ﾁｬﾗ男。....いや、その...、俺はいいんだよ。」本当の事、確かに相手は格好良いかもしれないが納得がいかないのかﾌﾞﾂﾌﾞﾂ呟けば、なんとも理不尽な言葉を返し。もう一回とは何の事かと疑問に思いつつ知らない方がいい事もあると自分に言い聞かせていれば、何故か相手の方へ向かされ。再び唇に柔らかな感触を感じ、状況が理解出来ないのか固まるも先程とは違い深く溶かすような口付けに意識を戻せば「...ｯは、な...れろｯ....。」と漏れそうになる声を抑えて顔を引き。)

>捺ちゃん

え、ちょ……なっちゃん!!?

(降りた途端に運転席に押し返して駆けて行った相手の背に声を掛けるものの、すぐに見失ってしまえばﾎﾟﾂﾝと残された己の惨めさに苦笑してしまい。……いや、こうしてはいられない。上着のﾎﾟｹｯﾄから仕事用の携帯を取り出して、目にも止まらぬ速さでｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞ街の店舗ﾘｽﾄを上げれば、相手の特徴を書き出してほんの短い文面で『この人物の買い物分は呰部 智海宛に請求せよ。』との内容を各店舗の本部へ通達を出す。それは相手の為でもあったが何より自らのﾌﾟﾗｲﾄﾞ保持の意味合いが強く、恋人に金を払わせたとあっては家の名誉にも傷が付くと。……無論、店側は相手を呰部家の養子としてしか相手を認識していないだろうし、過保護な兄が一匹喧しい事を言っているとしか思わないのだろうが、店を潰されては敵わないと慌てて伝達を回すだろう。これでよし、と浅く息を吐けば一旦車を降りて携帯灰皿片手に煙草に火を点し)

>智海

......｡

(20分なんてﾀｲﾑﾘﾐｯﾄをつけてしまったし何より待たせたら心配性な相手の事だから煩いことになるのは目に見えていて､躊躇なく女性用の洋服が売ってあるｺｰﾅｰに入っていき｡ﾃﾞｰﾄの場所がわかったらそれに合わせてｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄするのだが解らない今､どんな場所にでも合う服を選らばなけらばならない｡10分くらいかけて白に膝丈のﾜﾝﾋﾟｰｽの上に淡い薄緑の萌え袖になるくらいの長さのｶｰﾃﾞｨｶﾞﾝという化粧しなくても男には見えない､尚且つ自分に似合い少し雰囲気が柔らかくなるｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄを｡買う際店員にお金云々言われたが相手が裏工作をしたのだろうと察し仕方無いといった様子でお金は払わず服だけ来て車に向かい､外に出ていた相手にまだボヤけて見える辺りの距離で手を振ってみて｡勿論此処からじゃ相手には誰だか解らないであろう事は承知済みで､遊び相手の女の子にでも間違ったら面白いな､なんて｡ )

>郁斗

おぉい……ちょ、地味に痛い。

(相手の呟きは己の耳に入らず、ただ強くなった指からの圧力に苦笑を称えて主張するもやはり手を払い退ける事をしないのは、決して口にはしないが構われる自体に悪い気はしないからで。「なにそれ貶してんの?ｶﾞｷみたいだな。」と理不尽全開にも程がある相手の言葉を物ともせずに返して。自分から勝手にしろ等と言ったくせに顔を引いて逃げてしまった相手の様子から、やはり内容を理解出来ていなかったのだと小さくほくそ笑んでは「はいはい、」と身体を離して宥めるように背を軽く撫でてやり)

>智海

わざとだからな。...そのやけに男前な顔の風通り良くしてやろうか?
(痛いと主張しながらも払いのけないということは相手はまさかのMなのだろうかと変なことを考えつつﾓﾃているほど格好良い相手の顔をﾂﾝﾂﾝ突いて問い掛けてやり。「それ以外に何がある?お前ほどｶﾞｷではないな。」ｶﾞｷと言われ片頬をﾋｸつかせるも顔横に向ければ負けず嫌いのせいか嫌味っぽくなってしまい。離れた相手に己が押されている事が納得いかないのか不満げな表情を浮かべるも軽く息を整えれば「いきなりすんな、....苦しいんだよ」と大人しく背中を撫でられつつ小さく息を吐きだして。)

>捺ちゃん

……?

(ぷかｰと煙を吐き出しながら何気なく辺りに視線を向けていれば、何やら見覚えはあるものの記憶に無い女性が手を振っているのが見えて思わず自分以外の人間を周囲に探したがいるはずもなく。……え、俺?つか、誰だっけ……やっべ全然覚えてねぇ。なんて内心呟きつつも女と見れば無下な対応が出来ない己の事で、にっこり笑って手を振り返すが遠くにいる相手の顔など見えるはずがないのでｼﾞｯと凝視しながら早く思い出せ、俺!!と自身を叱咤して)

>郁斗

え、ちょ、それは勘弁……!!

(ﾊﾞｯと身を引いて相手の指を避ければﾌﾞﾝﾌﾞﾝと手を左右に振って拒否の意を見せて。「はいはい、郁斗君は大人ですねｰ」なんて依然からかう姿勢を崩さずに言えば、「まぁ言うほどｶﾞｷでもねぇわな、お前も。」と小さく呟いて。「え。じゃあいきなりじゃなきゃしていｰの?」良いことを聞いたとばかりに笑って言えば、ちょいと無茶させちまったかと心中呟きを漏らしては相手が落ち着く迄の間と背を撫で続け)

>智海

...智海ちゃん､わｰたｰし｡

( 手は振り替えしてくるものの驚いたりしないその様子からして分かっていない｡解りきっていたことだが少しは気付いて欲しかったなんて願いも合ったわけで､何処か不満そうな表情に変わり｡靴も涼しげな淡茶のｻﾝﾀﾞﾙに変えたからか行きと違い走らずに女性に見えるよう少し変えた歩き方で歩いて近付くその表情はまだﾊﾞﾚぬよう女性らしい笑みで｡目の前に立てば下から覗き込むように何時もより高く甘い声で上記告げたあと徐に手に持っていた吸い途中の煙草奪えば口にくわえ､「馬鹿｡」と地声で短く罵って｡ )

>捺ちゃん

……っ、おま……え、なっちゃ……??!

(わｰ、すっげぇ美人。なんて考えている余裕もなくくわえた煙草を掠め盗られてはｷｮﾄﾝと目を丸くしていて。聞き覚えのある声、顔立ち、左手の……「なｰんでまたそんな格好しちゃってんの?……いや、可愛いけどね。可愛いけど……なんつｰの、ｱﾚだ。……うん、可愛いね。」なんて、情けない事に動揺全開で支離滅裂な発言をしてしまえば、明らかな不満を醸し出す相手に「似合う……けど、その格好でいいのか?」と失礼なくらい凝視しながら問い掛けて)

>智海

うん､俺｡

( 見事な程驚きながら確認してくる相手に周り見ながら短く肯定すれば煙草の煙吐き｡動揺し過ぎて文章になっていない言葉を紡ぎ出す相手を呆れたように見ているが可愛いと言われて嬉しくないわけでもない｡またこの姿を見ても理由に気付けない相手に「可愛いでしょ｡ ...あの格好じゃ､らぶらぶ出来ないから｡」と素っ気ない様子で説明すれば後ろの座席に先程まで着ていた服が入った紙袋を置き､何事もなかったかのように助手席に座り込みｼｰﾄﾍﾞﾙﾄ着用し｡ )

>捺ちゃん

……、気にしなくても良かったのに。

(暫く無言で惚けたように見つめていたが、次いだ言葉にﾊﾞﾂの悪そうな表情で呟いて。しかし相手の気遣いは有り難かった。ただそれで相手が嫌な気になったりしないだろうかと多少の不安は抱きつつ、平静のまま車に乗り込んでしまった相手の後を追うように自らも乗り込めば「……ありがとな。」と軽く頭を撫でて当初の目的地に向かい)