>勇者ちゃん(恵嶺) …。(恥ずかしがる相手はやはり可愛いと見とれながら相手の髪をわしゃわしゃとするように撫でてみて「わぁ…これが勇者ちゃんの家」目の前に建つ赤煉瓦の家はとても大きいとは言えないものの己にしてみればむしろ理想のもので。早く中に入ってみたいと思えば恋人繋ぎのまま相手の手を引っ張って早く入ろうと言わんばかりの視線を向け。