パンフレット 2014-05-06 15:22:38 |
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>紫月先生
いい人ではないですよ。百歩譲ってそうだとしてもあなたには敵いません。(己がいい人とは認めたくないし考えただけで気色悪いが心の内から人柄の良さそうな相手に言われると何となく照れくさく感じ目線を外して謙遜したように言い、相手の眩しいまでの笑顔には本当に勝てないなと内心苦笑して。「…じゃあ、行きましょうか。近くの飲み屋でいいですか。あと俺…あまり飲めないんで」相手が己の誘いを了承してくれたことにまた安堵する。たとえそれが上辺だったとしても相手の優雅な微笑みには嘘はないだろうし異性としてよりは人間として興味がありこの後の食事を知らず知らずのうちに頼みにしている自分がいて)
>姫川さん
うん、いいよ。ありがとう。…熱はない?よければ氷袋持ってくるよ(素直に己の言葉を受け入れてくれたことに意外に思うも小さく肩をなで下ろして、休んでくれることに対して不器用ながら礼を述べれば、あれだけふらついていたのだから頭痛も熱もあるだろうと質問するが相手の答えを待つことなく保健室から氷袋と膝掛けに体温計、ついでに水も拝借してくればあくまでゆっくりではあったがすぐに戻ってきて手際よく体温計と氷枕を相手に渡し、紅茶のペットボトルを水に差し替えて。内心ではなぜ自分が生徒にここまでしているのか全くもって理解できず戸惑いだけなのだが、相手には迷惑だろうが心の強い彼女を助けてやりたいと思ったのは確かで)
>柳くん
…うん、折れると思うよ。危ないから下ろそうか、今すぐに。柳くん
(出入り口がグランドへと繋がっている一階の空き教室で補修をしていると、聞き覚えのある雄叫びが耳に入れば思わず補修の生徒たちの前で舌打ちしそうになって。あまり見たくなかったがグランドに目をやると以前の逆立ち騒動よりも凄い筋力トレーニングなるものをしている生徒を確認する。無視したい気持ちは山々だが生徒がいる手前、甘くみられると厄介なため以前とは違い無表情平坦口調ながら冷ややかな目で背丈の高い相手を見据える。もちろん相手の骨の折れるは別に意味で言っていることは分かった上で「お前の腕の骨が折れる」と言ったわけだが、素直に下ろしてくれるとはあまり期待せず
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